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2025/07/20 09:25




年度の前半や入学して半年ほどでめちゃくちゃ強くなってるなぁって思う選手も

年度後半や最終学年になってイマイチ伸び悩んでるように見える選手って何が起こってるんですかね?


という高校の先生からのご意見がございましたので気付きを共有したいと思います。


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私が指導してきてわかった事は

手っ取り早く子供達を強くする練習メニューは


『長期的に鍛えること、圧倒的に竹刀を振らせること』


ですね。長期的に無理をさせることで

人間的なキャパを増やしてあげること


そして打突力を強制的にあげることで

剣道の『形』を整えてあげることで、子供達の成長は『ある程度のところまで』一気に向上します!


ですが、体力的な限界を迎えるとそれ以降の成長は乏しくなり、思った以上の成長は見込めず

それ以降は子供達の気付きやポテンシャルに頼ることになります。


簡単に訳すと

フィジカルを鍛える練習、追い込み、かかり稽古は早々と成長させれるが

ある一定の限界までいくとそれ以降の成長は難しくなるよって事です。

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一方…対人練習(試合練習、合がかり)など

相手が動く練習を沢山こなすことで

試合のコツや打突のタイミングを学びやすくなります。


ですが、こればかりを重点に練習をしていると

試合で当てるのは上手にはなりますが『地力』がつかず打突力がないので強さがありません。


ですが対人練習を簡単にできるように工夫すると

『剣道の楽しみ』を教えてあげれるので

小学生や剣道の習い始めの子には良い練習だと思いますし


最終的に剣道の試合は『対人』なので

ケーススタディを踏まえ対人練習を多くやっているところが再現性をもって上位を占めます。


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大きくわけるとこの二つの練習方法(フィジカル、対人)を上手く使い分けることが大事で


どちらかだけ偏っていると成長は限定的になるという事です。


ですが子供達に意欲的にキツい練習に取り組んでもらうためには『剣道の楽しさ』を知ってもらってからがベストだと思いますので


早いうちに

試合で勝つコツを学んだ上でフィジカル練習に取り組み、形を整えながら対人練習を沢山やってもらいたいなぁと思います。