重要なお知らせエリアを非表示

2025/05/11 10:32






引き技をキメる為にどんな練習をしたらいいですか?

というご質問がありましたので


各学校、各チームで色んな練習方法があるとは思いますが、

私が念頭においている考えを共有しておきますね。


ご存知の通り鍔迫り合いは、身長差関係なく

竹刀を振ればあたる距離での勝負になりますので


技の速さというよりも、

『虚』をつくることを考えて練習させます。


虚とは…相手を休ませるとか、安心させる、欺すなど簡単にいうと『油断させる』や『隙をつくる』という意味です。


一番わかりやすい場面でいうと

『鍔迫り合いになる瞬間』や『わかれ際』などですね。


もちろん速く引き技を打てるに越した事はありませんが

相手が油断する場面をどう演出するかが、引き技をキメるためには重要だと考えています。


考察するポイントは

自分ならどこで休むか、どうされたら油断するかを知ることからはじめて


その休むポイントで相手も休んでくれるのかどうか仮説をもって練習で試してみたり


引き技が上手な人がどうやって相手に油断させるのかの『技前』を研究するなり


何度も何度も研究することが大切です。


常日頃…相手に油断させるにはどうしたら良いのかを考えれる人が引き技が上手になれますし


『体格差』や『多様化する剣道スタイル』に悩まされずに一本を取りたい思うのであれば

引き技が上手になった方が良いと思いますので


鍔迫り合いの研究、引き技の研究を沢山やってみてください。