2025/04/13 09:29

剣道は攻撃する事がメインなので
防御といわれてもイマイチ、ピン!とこないし
守るより攻撃した方が良さそうですが
その辺はどうなんでしょうか?
という高校生からのご質問がありましたので
こちらにも共有しておきますね。
このブログでは頻繁に登場する防御の話ですが
とても大事な事なので色々な角度から書いてみようと思います。
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試合の流れを簡単にわけると
間合い
↓
相手とのやり取り
↓
打突(または防御)
↓
鍔迫り合い
↓
鍔迫り合い解除(または打突)
になります。これ流れが1ターンで
これが何回も繰り返される形になりますよね。
1ターン10秒かかるとすれば
制限時間2分で12回、3分だと18回みたいな感じです。
では…防御の時間はどこになるのかというと
打突以外の全ての時間は『防御』になるわけです。
間合いで遠間にいるときも防御
打ち間でやり取りをするときも防御
打突する前も防御、打突した直後もすぐ防御
鍔迫り合いも防御、鍔迫り合い解除するときも防御…などなど
ほとんどの時間が防御の時間になります。
これを曖昧に認識していると
間合いの時に失点し、相手とのやり取りで失点し、打突前に失点し、打突直後に失点し
鍔迫り合いで失点することになります(T ^ T)
じゃあ沢山攻撃をすればいいじゃないか‼️というのも
上記の1ターンが早まるだけなので
逆に失点する機会を増やしていることになり
あまり賢い戦術とは言えません。
それと自分の攻撃の番なのか相手の攻撃の番なのかを間違えてしまうと
逆に迎撃されて失点に繋がります。
なので防御の時間は自分の攻撃する番をしっかりと確保するためにも必要であることを理解しておかないといけませんね。