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2025/01/19 11:35




九州学院の選手がよく攻め⁉️やフェイントを使っているように見えるのですが

あれはやった方がいいのでしょうか?

また、そのタイミングってどこでやればいいですか?


というまぁまぁマニアックな質問がありましたのでこちらにも共有しておきますね。


これめちゃくちゃいい質問で大事な事だと思います。是非取り入れてみてください!それではいきましょう。


まずは攻めやフェイントの効果ですが

相手を後手に回らせるためや

相手をいつかせる、防御にまわらせる

攻撃の機会を迷わせるためなど


抽象化するとこちら側の『主導権をとるため』にやる行動ともいえます。

※効果の一部です。


なので最適なタイミングとすれば

『主導権をとるために必要な間合い』で行うのが1番いいと考えます。


小学生にもわかるようにいうと

打突をするときの簡単な流れとして

⚪︎開始線の距離から剣先が触れ合う間合いに入り

⚪︎打ち間に入り

⚪︎打突をする

の順になるのですが…


その流れで何度も何度も同じように攻撃をすると『動く=打つ』と相手に気づかれてしまうので


その流れの中に攻めやフェイントをうまく取り入れることで

打突の機会を相手にわかりにくいようにしてあげて、こちら側が攻撃しやすいようにするための動きになります。


攻めやフェイントを入れるタイミングは

まずは主導権を取りたいので


開始線から剣先が触れ合うまでのタイミングで

こちら側の攻撃意思を相手に強く伝え防御の方に相手を誘導し


剣先から打ち間までの間合いで『合気』がとれたら、そのタイミングでのフェイントの強弱を使い打突のタイミングを迷わせる‼️


この2点が私の経験上、そして現代剣道で行われている場面としては有効かと思います!


相手が防御に回る、迷うという心理になるためには見せかけだけの攻めやフェイントではなく


自分が『本当に打突をする!』という思いを相手に伝えなければいけなかったり


逆に『これはニセモノの攻め!』と思わせて

相手に油断をさせたりと相手の気持ちをコントロールするために、自分の気持ちをコントロールしないといけないので


俳優さんにでもなるつもりで表現力も同時に考察してみてくださいね。


参考になれば嬉しいです。