2024/06/16 11:30

防御の練習は足を使った方がいいと思うのですがどうでしょうか?という指導者の先生のご質問がありましたので共有したいと思います。
結論からいうと
まずは防御の感覚を覚えさせたいので
足を使うのは最後がいい!と思います。
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防御の役割というものを考えたとき剣道人それぞれに思うところはあると思いますが
私が思う役割は以下の通り
⚪︎防御のための防御
⚪︎攻撃のための防御
⚪︎相手を観察するための防御
にわけれると思っています。
防御だから足を使った方がいい!とか
前でさばいた方がいい!というような意見を聞く時があるのですが
それは最終的な防御のための防御であって
攻撃に転じる為、もっというと攻撃のための防御になっていなくて
まずは上下左右から来る相手の攻撃を見分ける『感覚』を養うことからスタートした方が良さそうだなぁと思っています。
その上下左右の攻撃をよけ分けて、その後、攻撃に転ずる感覚が身についたあとに
テクニックとして足を使ったり前でさばいたりなどの最終防御方法を身につけてた方が良いと思います。
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色んなアプローチで子供達に防御練習を教えてきましたが…
上下左右の攻撃や多段攻撃を見分けれる感覚が身につけば
相手がどこの部位を攻撃してくるのかが
感覚としてわかってくるので
反転して出鼻技や返し技、後打ち、切り替え技、もっと深掘りをすれば
『時間空費のための攻撃』にも派生ができるので
まずは防御する感覚を身につけることを優先させた方が良さそうです。
足を使うのはその後で充分間に合いますが、
感覚を養うにはかなり時間がかかりますので1日でも早い取り組みをオススメいたします。