2024/06/09 09:54

『打突は最終的なゴール地点‼️』
『沢山 技を練習させているのですが
試合で全然つかえないのですが何かいい方法はありますか?』という指導者の先生からのご相談がありましたので
こちらにも共有しておきますね。
練習で仕込んだ技が試合で使えない理由は色々あるとは思いますが
色んな方からのご質問等で共通している事を今回は書いておこうと思います。
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それぞれの『技の練習』というものをイメージしてもらえると、なんとなくおわかり頂けると思うのですが
『打突は最終的なゴール』で
相手と構えあっている状態がスタートラインとすれば
次に間合いに入るための作業があり
そこではじめて、技を発動できます。
ざっくりと『構えのスタート地点』『間合いに入る』『打突をする』と3つにわけておりますが
難易度の高い技になれば打突するまでの作業行程はもっと増えるわけです。
たとえば相手に防御をさせて防御の空いた隙を打突したいとすれば
構えのスタート地点から、間合いに入り、相手に防御させる為の作業をして、
その思惑通りに防御してくれれば、打突ができる!
という流れですよね。
この流れの中で間合いに入る作業や
相手に防御をさせるための作業に何かしらのトラブルがあった場合
打突するゴール地点へはいけませんよね。
なので技を打つ練習だけをしていても
その技を発動する為の条件が整わなければ
打突をする事が出来なくなってしまいます。
新しい技の練習をするにあたっては
ゴール地点の打突練習を繰り返しやるのは勿論の事
それまでの過程も同じくらい丁寧に練習して
『そうならなかった場合』の練習も沢山練習し
その後、試合稽古のようなミニゲームで
その技を沢山体験させるような対人稽古をしたあとに
部内戦、対外練習試合で実際に打突をさせ
本番の試合でようやく自信をもって打突ができるようになるという流れです。
やった事がない事をやってのける為には
『沢山の準備と失敗と改善』をする必要がありますので
試合で打ってほしいと思う技は
順序立ててしっかりと練習させてほしいと思います。参考になれば幸いです✨