2024/05/26 14:20

今日はオンライン剣道家庭教師にお申込み頂いた選手からのご相談内容をこちらにも共有しておきますね。
『先生から先に仕掛けろ!と言われるのですが仕掛け方がわかりません。どうしたらいいですか?』
今や『先に仕掛ける』は試合剣道においては必須事項のようなものですが
いまいち子供達には理解しにくい『仕掛け』について書いてみようと思います。
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『先に仕掛ける』と聞くと『先に攻撃する』と変換されがちなのですが
半分正解で半分不正解だと私は思っています。
『仕掛け』という言葉をここ最近では
子供達に馴染みやすい『プログラミング』と話していて
どういう事かというと…
パソコンのプログラミングのように
パソコンにプログラミング言語を打ち込むと
パソコンが希望の動きをしてくれるみたいに
試合剣道で先に仕掛ける時も
相手にして欲しい動きをこちらが先に仕掛ける事で希望の動作をしてもらう!という事にしています。
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試合の時にどうやって仕掛けた方がいいのかを考えるときは、相手よりも先に
⚪︎相手に攻撃してもらえる動きと相手が攻撃してきた場合の迎撃方法
⚪︎相手に防御をしてもらえる動きと相手が防御した場合の攻撃方法
を事前に整理しておいて
その通りに相手が動いてくれてその行動に対して攻撃が出来たかどうかを
沢山練習する必要があるのではないかと思います。
自分の打ちたいタイミングで打ちたい技を出すよりも、『相手の行動に対して』自分の打ち手をキメていく方が再現性は高いですからね。
具体的なやり方については過去のShopBlogにも書いてますので、そちらをご覧頂くとして
考え方のアプローチとしてはこういった流れになります。
最後に注意点としては
どんなに自分では良いプログラミングをしたつもりでも…パソコンと違って相手選手が思い通りに動くとは限りません。
仕掛けのプログラミングをしたとしても
必ずそう動くとは限らない事を前提に
より高い確率でこちらが希望する動きをしてくれるようなプログラミング方法を考えてみてください。
でないと…プログラミングして思い通りに相手が動いてくれなかった時に思考が止まってしまいます。その辺も注意してみてください。
参考になれば幸いです(^人^)