2024/03/31 07:49

練習の時は素晴らしい打突をするのですが
いざ試合になると怖くて遠間からしか打てずに全然届かない子がいます。
そういう時はどうアドバイスされますか?
というご質問がありましたので共有しておきます。参考になれば幸いです。
怖くて間合いに入れない選手の理由は色々あるとは思いますが…アドバイスをするというよりも練習メニューや戦術を見直してあげて
『知らない間に克服してた⁉️』って事にしてあげた方が良さそうです。
練習メニューが『対人稽古』になっていない場合は試合が『非日常』になっているので不規則に動く相手が怖いと思ってしまうのかもしれません。
どういうことかというと…
技の練習の時に元に立ってくれている相手がただの『打たせ役』になっている場合は試合の練習には程遠いし
相手とのやり取りや打ち間での競り合いが
日常の練習で行われていなければ
いざ試合となると相手の動きが練習通りになってくれずに怖いという感情が生まれしまう事があります。
練習メニューは技練習の時から
相手の行動を2種類から3種類ほど動くように設定しておくと、より試合に近い練習が出来るようになると思います。
日頃の練習メニューを改善しながら、同時にその選手の対処療法をするのであれば
打たれることが怖いから打って行けない場合に対しては、打突する前に竹刀操作をさせて打突をさせたり、相手を防御に回らせて空いた所を攻撃させたり
相手に打たせて迎撃させたりなど
怖くても攻撃ができるように技前を工夫させます。
失敗が怖くて打っていけない場合には
動画研究などで自分が1試合に何本攻撃して何本失敗してるのか
または強いと思う選手が1試合に何本攻撃してどれだけ失敗しているのか書き出して
試合での攻撃はほとんどが失敗であることを認識させますw
その沢山の攻撃の失敗の上に…一本が成立している事がわかれば、もしかしたら前向きになってくれるかもしれませんね。
悩んでいる選手に対して前向きになれるような色んなアプローチを考えてみられてください。