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2024/02/18 09:10




今日は高校生からのご質問で

『先生から考えてやれ!と言われるのですが

考えてやってもなかなか勝てなくてどうしたらいいのかわかりません』


という内容からの話です。


高校生や大学生になると『考えて試合をする』という言葉が至る所で増えると思いますし


これだけ沢山のSNSが普及して

剣道のやり方や論理(ロジック)が発信されていると


益々『考えて試合をする』方向に向かうのは間違いないと思っています。


結論からいうと

考えてやれる選手はめちゃくちゃ強いですが

考えて試合をすると勝てなくなりますw


どういう事かというと

人間の脳の機能上…考えてから行動に至るまでに時間がかかるので『展開の速い試合』になればなるほど考えて試合をするのは不利になるわけです。


なのでその考えて行動する時間を

鬼の反復練習で『反射』や『直感』になるまで鍛えあげないと試合で使えるまでにはならないということです。


YouTubeを見過ぎて調子が悪くなった!という選手も少なくないのではないでしょうか?


身近な例えでいうと

自転車を乗り始める時もそうだったと思いますが

ハンドル持って、前を見て右足のペダルから左足のペダルをこいで、バランスとって…と


考えながら運転してると上手く乗れませんが

いずれ何事もなかったかのように乗りこなせますし


車の運転などもまた同じですよね…


剣道の試合も漏れなく同じで

小学生の頃から考える癖があって考える筋肉がついている子であれば

『考えて試合をする』という事も比較的難しくはないのかもしれませんが


小、中学生の頃から考えて試合をしてこなかった選手は考える筋肉がついていないので

いざ高校生になって『考えて試合をしなさい』と言われても少しハードルは高そうです。


ですので

考えて試合が出来るようになるまでは

パターンや戦術を用いて『戦い方の大枠』を作って


その中での気付きを応用して考えさせる事から始めると考える筋肉がついてくると思います。