2024/02/11 09:24

ことある事に子供には、やかましく言ってるんですが、気合いが入ってなくて一本になりにくいんですけどどうしたらいいですか?
というご質問をInstagramのDMの方に頂きましたのでこちらにも共有したいと思います。
結論からいうと
子供達からすると『気合い』とか『有効打突の条件』というものがあまりにも抽象的でわかりづらいので
『 それ用の別の言葉で認識させる 』
というのが今のところの答えです。
どういう事かというと、『気合い』が可視化されるものの1つとして『発声』があると思うのですが
『声が出ていない!』という言葉に対して
子供達は疑問を持つと思うのです。
いや…声は出してるんだけどなぁ…と。
でも、子供達が思う発声と
試合で判定する審判の『発声の基準』
つまり有効打突の条件が違っていて
打突部位にはあたっていて声は出てはいるものの有効打突の条件『気剣体の一致』の『気』に値するものが不充分である!と思われれば一本にはならないわけです。
ですから子供達の思う『発声』ではなく
別の言葉…たとえば『剣道声』という単語などを作って普通の発声と剣道声とでは違うものだと認識させて取り組ませる必要がありそうです。
稽古で指導されるときも『声がでてないよ』という声掛けよりも『剣道声になってないよ!』という声掛けの方が子供達は理解しやすいのかもしれませんね。
有効打突に見せるための『キメ』というものも
もしかしたら言葉を変えてあげた方がいいかもしれません。
たとえば…竹刀で打突部位を打つというのも
キメがあるのとないのでは
有効打突になる可能性も変わります。
ですが子供達にとって『打つ』行為自体は同じ
『その技は一本にならないよ!』という
声掛けよりも
『試合用の技にはなってないよ!』という
別の言葉を認識させておけば
ただ技を打つ行為と試合で打つ技は異なる事が理解できやすいかもしれませんので
子供達が取り組みやすい別の言葉を準備してみるのも良いと思います。
もちろんその言葉に相当するような
『発声』や『キメ』は差別化できるように日頃の稽古で取り組む必要がありますので
近くにいる大人の努力が何よりも大切です‼️
参考になれば幸いです✨