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2023/10/07 13:03




ここから更に難易度があがり より本番に近い練習になります。


何度もこの言葉が登場しますが

『何事も最初から上手に出来る事はない』ので


ただ回数をこなすことではなく

『できた!』と思える回数をどれだけ繰り返すが大事になります。


本番では相手は死に体(たい)ではなく生きていますので、どのような行動に出てくるかはわかりません。


さがって防御したり、距離を縮めて防御したり

竹刀操作だけで防御したり、体で防御したりなど多岐にわたります。


それらの相手の行動に対しての打突の仕方、腕の使い方、体重移動、打突後のさばき方など

練習をしなければなりません。


相手がさがって防御した場合の打ち方、

相手が前に距離を縮めてきた場合の打ち方は

同じ打突フォームではありません。


相手の行動に対して臨機応変に対応する練習こそが『対人稽古』であり

本番で使える稽古メニューになると思っていますので


相手の行動に対しての打突フォームを行動別に練習します。


それぞれの練習が慣れてきたら

『遊び感覚』で元立ちの動きをまずは2種類から練習し

2種類が慣れてきたら3種類に増やします。


2種類でも大変ですのでゆっくり増やしてください。もしくは一回3種を試してみて2種に戻してみると2種が簡単に思える子もいるかもしれません。


ここで大事なポイントは

『失敗するのがあたりまえ!』というスタンスでいる事です。


相手の行動が沢山あるなかで

どの行動をするかを言い当てるのはとても難しいことです。


なぜ失敗したのかがわかる事の方が大事ですし失敗の原因がわかれば改善する事が出来るので

うまく打突させる事も大切ですが

失敗も成功させる為の材料と考える方が建設的だと思います。


Vol.6へ続く(108日投稿予定)