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2023/10/04 09:28


 仕掛け技の対人稽古 Vol.2

①簡単なことから徐々に難しい方へ


胴技の練習は面を装着しなくても出来ますので

道場内でも、屋外でも可能です。


面を装着すると子供達は稽古が始まる!というスイッチが入って

難しく考えてしまう子もいるかもしれないので


最初の段階としては

準備運動の後くらいにやるのが適しています。


この練習でのポイントは

『簡単な事から徐々に難しく』です。


両手、両足を使うというのは

そんなに簡単な事ではないですし

まだ自分の身体を使いこなせていない子供達にとってはハードルが高いことなので


私は子供達に新しい動作を教える時には

部分的に取り組んで最後に完成形に持っていくようなやり方で進めるようにしています。


やり方としては、まず

元立ちを立たせ『三所隠し』の防御態勢をとらせ、手を伸ばせば逆胴を打突する事ができる

『極近の間合い』に進み


逆胴を打つ方は

足の動作は一切使わせず 腰のひねりと

『片手(右手)の動作だけ』で胴を打たせます。※足は逆胴を打つ場合の形で足を前後に開いた状態


最初は片手だけで竹刀を振ることに抵抗があるかもしれませんが、子供達は頭がいいのですぐ慣れてきます。


何事もそう簡単に出来るようにはなりませんので笑いを入れながら行ってくださいね(^_^)


見ている先生は右手だけで逆胴がちゃんと打突ができるように手首の使い方や腰の捻り方、体の重心などは細かく見てあげてください。


打突回数は1人の連続回数が長くなると脳が飽きてしまうので


35回交代が良いかと思います。


ですが、逆胴を身近にするためには『回数』が必要になってきますので


最初の時点では合計30回くらいから

慣れてきたら脳が飽きないように工夫しながら1100回以上行えるようにすると、より早く逆胴が身近になると思います。


そうやって単純接触効果を使い

逆胴を打つ『筋肉』を養い苦手意識を変えていきます。


Vol.3へ続く(10月5日投稿予定)