2022/01/21 08:32

【否定した瞬間から出遅れる】
絆塾動画研究所での対談内容にも出てきましたが…
『その事を否定した瞬間』
から出遅れます。
たとえば
最近…よく見るようになってきた
『上段選手の足のスイッチ』
#基本は左足前なのに右足を前にしたり
#足を交互にスイッチする選手
構えだけは上段を取ってますが
繰り出す技は両手技ばかりで片手で技を出す事はほぼありません。
#上段といえば片手面片手甲手
そもそも我々は、
圧倒的に上段選手との稽古量が
少ないため…
ほとんどの選手が上段と対戦するのを『不得意』としているので
上段選手の団体戦起用の観点でいえば
負ける可能性が低く団体戦の組み立てがしやすくなり
5人vs5人ではなく、
2人vs2人や1人vs1人の戦い方が出来るようになります。
#試合ができる選手が1人2人いれば勝負ができる。
これを『卑怯だ』『あれは上段ではない』
と否定をしてしまう気持ちはわからなくもないのですが
これを否定してしまうと
『自分の打ち手としては選べない』
という事になってしまいます。
全剣連がこの事を『問題だ!』ととらえ
上段は左足前‼️技は片手のみ‼️と
ルールに記載すれば
その問題は無かった事になると思いますが
そうは考えにくいですよね?
#上段のルールを記載するのは考えにくい
そうなると
『あの上段選手の使い方、面白いなぁ』と
ノリの良い監督であれば
その打ち手を取り入れて上段の構えを取る選手が増えます。
で、否定したところのチームは
その打ち手が使えないので
自分で首をしめることになりますよね…
でも…このことは剣道界だけの話ではなくて
ビジネスでも私がいる武道具業界でも
往々にしてある話で
新しく出てきたビジネスモデルに対して
『それはダメだよ!』と否定した時点で
打ち手が遅れてしまいます。
これからの時代はもっと
テクノロジーの普及と、
コロナウイルスがもたらした『制限』によって
どこの業界も一気に『ルールチェンジ』が
加速する。
昨日の正解が今日は不正解になる時代です。
まずは新しく出てきたものを
『知らない』『嫌だ』『ダメだ』で
脊髄反射的に否定して終わらせず…
その事を一旦呑み込んで
『自分に転用出来ることはないか⁉️』
を探してみるといいと思います。
まずは情報も取れる、考えれる大人から
『現代』を学んで後世に伝える‼️
今 私にできる事とすれば、
これくらいなのかなぁと思っております。
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