2021/11/01 09:39

【ご相談】
【稽古ではやるんだけど試合になるとやらない】
今回はオンライン剣道家庭教師に
お申し込みいただいた指導者の先生からの
ご質問を共有したいと思います。
これは結構あるあるな事なので
言語化してもっておく必要があると思います。
毎回言っている事ではありますが
本人ではないので一概に『これ!』だとは
言えませんが
可能性としてはあり得る事ですので
追求されてみてください。
それではいきましょう✨
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【稽古は試合のように…】
稽古ではやるんだけど、試合ではやらない
の理由は色々あるとは思いますが
ここでは2つあげてみようと思います。
まずは
『稽古の時に試合形式になっているのか?』
という点です。
稽古の時に元に立つ人が『打ち込み台』のように、ただ立ったままで打突を受けているのだとすれば
それは『試合の稽古』にはなり得ません。
相手の状態が
○稽古では立ったまま
○試合では動いている
のであれば試合は『非日常』になるので
試合でやる事などできません。
#それは稽古をしたことにはならない。
子供達の心を代弁すると
『こんなの稽古でした事がない…』になり
『やらない』ではなくて『できない』になります。
であれば、どうすればいいのか…
技の練習をする時に
元に立つ人の行動パターンを3つくらい
準備してあげて
その中の1つの行動をした場合は技を打つ
その他2つの行動をした場合は防御をする
などにしてあげると
子供達はより試合に近い稽古ができますので
練習試合や試合稽古をする時に
『稽古したことをやってみてごらん!』
といえば取り組んでくれるかもしれません
もう一つは
『試合稽古の結果次第で怒られる!』
があるかもしれません。
稽古で頑張った事を試合稽古でやってみようと思っても…
試合の結果次第で怒られるのであれば
子供達は挑戦ができません。
挑戦したのか⁉️挑戦しなかったのか⁉️について怒られる分には子供達も納得ができると思いますが
『その子なりに』挑戦した結果
試合稽古で負けてしまった。
そこで負けた事だけに
『怒られた』となれば
『じゃあ、やりたくない。』に
繋がります。
なので…
稽古でやっていることを
試合稽古でやらせたいのであれば
稽古の内容を見つめ直して
試合稽古の時に子供達が挑戦しやすい状態にしてあげると挑戦する可能性は上がると思います。
#それでも出来ない子がいると思いますので
#その子にはその子なりのやらない理由をみつけてあげてください。