2021/07/05 22:13

『そもそもそのトレーニングは何に使うの?』
先日教え子から質問がありました。
いま、先生に
『スピードが足りない!』
と言われててダッシュトレーニングを重点的にやってます。
どうやれば効率よくスピードがつきますか?
素晴らしいですね✨言われてすぐ改善しようとするあたり。さすが私の教え子ですw
ですが…もう少し深く掘り下げてみると
そもそもそのトレーニングは何に使うのでしょうか?
違う事で喩えてみると見えてくると思いますが…
ピアノのコンクールでの課題曲が
『白鳥の湖』だとして
その練習に『ねこふんじゃった』を
高速で弾く‼️
ピアノを弾くという事や早弾きの練習にはなるかもしれませんが…
『白鳥の湖』で100点とるのはかなりの確率で難しいですよね?
走ることは素晴らしいことだし必ずやるべきことなんですが、残念ながら
『剣道の筋肉が効率よくついていない!』
わけです。
ではどうすれば効率よくスピードをつけられるのか?の答えとすれば
『剣道と同じ足のスタイルでダッシュをする!』になります。
これは実際私が中学時代から自分で考えてやっていたロードトレーニングで
①持久力をつける為の長距離マラソン
②全力で打ち合えるようにする為の無呼吸マラソン(一息が続くまでを繰り返しやる)
③瞬発力をつける為の5メートルダッシュ
④打突後の『寄せ』を早くする為の
踏み込みダッシュ‼️とにかく全力
繰り返し踏み込む!
(追い込みする時の足だけバージョン)
⑤引き技の『引き』を早くする為の
後ろ向き踏み込みダッシュ
④の逆バージョン
目的ごとに『セグメント』して
それを欠かさず稽古後に家の近所でやっていました。
『剣道の試合』を目的とした練習も
技の練習‼️だけでは不十分で
その事自体はものすごく大事なのですが
もっと大事なのは
『試合に近い動きの練習を繰り返しやる!』です。
なので
相手を利用した
答えが分かりづらい稽古や
相がかりの稽古
練習試合を繰り返しやる!になりますよね。
その前の段階として基本稽古や技練習が存在する。
試合で良い結果をだす!ことも
打突スピードを上げる!ことも
複数の事が重なりあって結果として存在してるので、それを分解すると
やるべき事が見えてくると思います。
参考にされてみてくださいm(_ _)m