2021/02/22 23:13

【考えることの重要性】
剣道の指導(技術提供)に携わること15年…
高校生→大学生→小学高学年→中学生→小学低学年の順で沢山の子供達と関わらせて頂いてます。
その過程で一つの疑問がありました…
小学生の時に強い子が、中学、高校生…進学するに連れて消えていくのか…。。。
思い返せば私と同年代の子でも小学生の時に凌ぎを削っていた子達が、何かしらの理由で戦線から離脱して行った子は何人もいます。
小学生、中学生とスポット的な視点で見るとその要因はなかなかわかりづらいですが…
幸い…小学生から大学生まで指導に携わる事ができた事もあり一つの答えとして言語化しておこうと思い…
第21回の魁の講義内容として考えてみました。
小学生で強い!とされる子の特徴としては
①打突力が高い
*打った技を有効打に出来る!
*スピードが速い
*技の種類を多々持っている
②体格が大きい
*身長がデカい
*当たり負けしない大きさがある
③賢い
*相手をコントロールできる
*物覚えがいい
*分析力が高い
大きくわけるとこの3つがあげられます。
小学生でこれらの要因が一つでも多ければ上位にいける頻度はかなり高いと思われます。
でも中学生、高校生にあがるにつれて…
①と②はほぼ均一化されていく。
そこで最後に残るのが③の部分…
『思考力』になってくるわけです。
つまり①と②と③を全て持ってる子が高校、大学の上位をしめることになり
①と②しか持ち合わせてなければ均一化されてしまうという事になります。
特にわかりやすいのは『九州学院』
小学生、中学生で強かった子供達。
日本一になった優勝メンバーですら
高校では選手に入れない。
『思考力の高い選手』でしか
そのわずかな5枠に入る事は許されないのです。
今勝つことも当然子供達に取っては貴重な財産ではありますが…
まずはそこを理解した上で…
将来必要な力は何なんのかを把握した上で…
今からの取り組みを決めていかなければ、将来勝てなくなる現実をただ眺めるしかなくります。
癖がなく、セルフイメージの高い幼少期にこそ!
考える力をつけさせて行きたいと思う今日この頃です。