2021/02/05 18:36

【技を作るときはわけて考える❗】
カミソリ甲手のテクニックを解説しようと思って、どのようにポイントを説明しようかと
因数分解して考えてみましたが……
一言で伝えるほどの語彙力がなく
わけて書かせていただきます(ᓄ`ʘ Дʘ)=O彡3【逕庭拳】 さぁせん(>人<;)
『甲手』という技は……
結果として表面上『甲手』という技になってますが、実はいくつものパーツが組み合わさった技なのです。
食べ物で例えると『カレー』は
じゃがいも、人参、たまねぎ、水、肉、カレールーみたいな感じです。
で、その材料を変えると『シチュー』だったり『ハヤシライス』だったりと……
違う技(料理)が生まれます。
甲手技でも同じく体、手、足などの動きで構成されていてその材料(パーツの動き)を変える事で新しい技が生まれるわけです。
なのでカミソリ甲手も分解すると
大きくわけて3つ。
#細かくすればまだありますがw
①相手の状態
②竹刀の振り方
③踏み込み方
それぞれわけて考えて最後に組み合わせて
カミソリ甲手を完成させます。
まずは
①相手の状態
現代剣道を生きる上で知っておかないといけないマスト中のマストは
『展開の速さ』になります。
制限時間3分間の中で何回攻撃をするかが肝になり、攻撃回数が多ければ
理論上、勝つ可能性が上がります。
ただ、闇雲に攻撃しても出鼻を打たれたり、打った後を返されたりするので
そこは戦術が必要になるわけで……
現在注目されているのが
『先にしかける』
という動作になります。
先にしかける事で相手の行動が見えやすくなり、しかけ方次第では……
相手に『打たせる』のか『よけさせる』のかを選択させる事が可能になります。
カミソリ甲手は
『相手によけさせて打つ』
事を目的としてるので
まずは、よけさせる為の動きが必要になります。
剣道指導をする時にも子供達に話をしますが
『相手にして欲しい!とおもうことは、まず
自分から先にしなさい!』
と言ってます。
例えば
面返し胴を打ちたくて相手に面を打って欲しいなら自分から仕掛けて打っていけば
『次は自分の番だ❗』と言わんばかりに
相手から打ってくる可能性が高まりますので
そこで返し胴を打てば良いと!
でも面を打って来て欲しいからって
ずっと待っていても相手は警戒するので
打っては来てくれません。
なので
相手に打ってきて欲しいなら自分から打っていく。
相手に構えてて欲しければ構えて我慢をする。
相手によけて欲しいなら自分からよける❗
という理論です✨
ただよけても圧が足りないと思いますのでそこは工夫が必要ではありますがw
相手によけさせて打つ❗為の
前の動作……相手の状態をまずは工夫してみると良いと思います。
コロナでなかなか稽古が出来ないかもしれませんが稽古をする機会があれば
相手によけさせる動作!やってみてください。